里山整備に出かけた。山は荒れてる。
人里に近くて人が入れるところは杉が圧倒的に多い。急で近寄れない山の頂きまで杉の植林がされているところもある。手入れがされず、間引きもない枝打ちもなく荒れた、陽の届かない暗い杉山がほとんどです。
戦後の貧しい時代、政策として杉を1本植えるといくらということで杉の植林事業を進めた時代があったそうだ。それが30年、40年経ち伐採時期を迎えても切り出されずに放置されているのです。
これがすべて広葉樹の山だったら美しいのになと思う。広葉樹の林で美しいなと思うのは、ブナ林、楓群生林、木漏れ日、あーなんて美しいんだ。広葉樹の美しさを見てもらいたいなと思う。
この整備するエリアは、手入れされていない杉林に囲まれた約7アールの狭い範囲です。ボイ切りという下草刈りも長年行われていないから灌木が密集して下まで陽が届かずキノコや山菜も生えない。ここに限らずこのような里山がほとんどだ。
里山整備前の様子
背の低い灌木(下草)が密集していて見通すことができない状態です。
まず下草の灌木、主に椿を刈ります。それ以外の広葉樹は残します。
これにより視界が開けます。さらに薪用材の立ち樹を3割ほど間引けば、下まで陽の光が届くようになり、陽の光が世代交代を促し広葉樹の幼木が成長してゆきます。森のためにはいいことです。
道側の下草は作業の関係もあり全部刈ります。
そこから先は椿を刈り広葉樹は残す、するとこんなにスッキリと視界が広くなります。
里山整備だけやっているわけにいきません。
田圃の中干しをして溝切作業をしました。
乗用溝切機でないのでエンジンはついてますが田圃を歩いて作業をします。これがきつい、心臓がバクバクします。稲作では溝切りと草刈が人力作業での双璧でないかな。
それ以外はトラクター、田植機、コンバインに乗っての作業で身体はあまり動かしません。そして機械の年間作業日数が3週間程度だから運動不足になるわけです。なので老後の体力維持に歩く、ストレッチが大事だと思うのです。
下草刈りを終え、いよいよ樹を倒します。
どうです相当スッキリしたでしょう。
下草を刈り終え、いよいよ、大きい立ち樹を倒します。これも約3割で7割は残す間伐方式です。
樹種はミズナラ
この山は朴の木が多く、次がミズナラです。
根本はかなり太いので60センチバーのチェーンソーで倒します。
薪ストーブ仲間でも木を倒す経験と技量の高いNさんが切ります。まず、倒す方向に受け口を切り、反対側にチェーンソーを入れて倒します。今回は安全面を考慮して少し高めが切り口になります。残った根本も後で切ります。
倒した樹、朴の木を45センチに玉切ったところです。
ストーブにはもったいない材は炭用材にします。
この木はこのあたりでボイと呼んでいる炭に向いている硬い木です。これで約1粒米くらいです。
長さ95センチ、直径が5〜25センチにそろえ、市役所が斡旋する炭焼用材に提供します。
玉切りにした木を割ります。
今回はホウノキ、これを割ります。この木は虫がつかずきれいで、割るときもサッと割れますから扱いやすい木ですね。
特徴は柔らかい木で火のつきが早くよく燃えますが、ミズナラに比べ火持ちはそんなに長くありません。
親しくしている薪ストーブユーザーでは着火材として使う人が多いです。
この1枚 Weather Report 8:30
僕が学生の頃にリリースされた「8:30」は、1978年全米ツアーのLiveアルバムです。ウェザー・リポートのベスト盤的な作品、かつ、全盛期に収録されたアルバムだ。ジャコ・パストリアスとピーター・アースキンのコンビネーションで代表曲の数々が繰り広げられる70年代の名盤中の名盤、今でも時々聴きたくなる1枚です。
ジョー・ザヴィヌル(key)
ウェイン・ショーター(sax)
ジャコ・パストリアス(b)
ピーター・アースキン(ds)
ボビー・トーマス(per)
代表曲であるBirdlandがライヴで収録されて最高です。ここが一番ですね。このアルバムは「ベスト・ジャズ・フュージョン演奏」部門でグラミーを受賞しました。
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