2025年春の稲作失敗事例 Bob Dylan 「Blonde On Blonde」

やっと乾き始めた圃場に誤って水をいれてしまった。

 雪消えが遅く圃場が乾かないで困ってたら(圃場の奥に最後の雪が残ってます)、更に、江ざらい後の水路通水時に誤って水を大量に入れてしまいました。原因は取水口のパイプが開けたままだったんです。要は僕の確認不足でした。大失敗と思いきや、その後、雨が続いて圃場が乾くことなく田起こしになりましたから結果は同じでした。

ロータリーの刃の交換はなかなか上手くいきません。

 トラクターを点検していたら、かように細くなった刃2本と折れた刃1本を発見、早速、刃の交換をしようとコメリから刃を購入して試みたところ、ボルトをなめてしまいました。12角レンチだとこうなるから6角レンチでしてみたらとのアドバイスもあり、やってみるも、うんともすんとも回りません。

 今日はもうダメです。こういう時は日を変えたほうがいいと潤滑油をタップリかけて終了です。
翌日、気持ちも新たに再度挑戦、バーナーで加熱して6角レンチに金属パイプを付けて梃子の力をパワーアップしたら簡単に回りました。ですが、ボルトも折れてしまいました。そこで、コメリで10㍉ユニクロボルトを購入してなんとか装着したのが下の黄色い刃です。

 ところが間違いでした。一つは、刃の曲がり向きです。左曲がりを装着すべきところを右回りを装着したんです。もう一つは、ボルトをユニクロのボルトで装着したことです。ユニクロのボルトは強度が弱いのでボルトが折れて本体の損傷を防ぐ利点がありますが、強く締めるすぎるとボルトが切れてしまいます。強く締めたらやはり切れましたので、装着しなおして適度に締めて作業をしました。

 しかし作業中に交換した右側と左側の刃が何回も緩み、作業を停止して泥にまみれながら締め直すこと数回、結局、その日は作業を中止して翌日考えることにしました。
翌日、強度が強いメーカー純正品ボルトで強く締めるのではないかと思い、イセキへ直行して聞いたら、やはり特殊合金で強度が強いんだそうです。新たに装着して強く締め直したら緩むこともなく、やっと一安心しました。このトラブルで3日間を費やした勉強となりました。

先が細った刃、これでは使い物になりません。なめたボルト、こうなるとお手上げです。

刃の右左を間違えて赤い刃を購入して再チャレンジです。イセキの場合、ボルトの直下にある凸状の突起の方に曲がる刃が正解です。説明書の記載は分かりずらいですが、「肉盛り凸印のあるホルダには、肉盛り凸印に爪の曲がりがくるように取り付けます。その他のホルダには逆に曲がった爪を取り付けてください。」です。理解したつもりで買ったのが黄色の右曲がりで、すぐ緩くなるので気づき、再度、赤の左曲がりを購入して再セットです。

 次に、ISEKI純正品のボルトを購入して強く締めることにしました。しかし、ボルトが寸た足らずで再度、販売店に走り購入したりで、ほぼ、一日を費やしました。(押さえ棒がある箇所は長いサイズでした)

圃場が平らにならない。

 昨年、池のようになっていた水口あたりに土を寄せて平らにしているところです。悪銭苦闘なんとか寄せましたが、他のところの高い部分が解消できませんでした。幼馴染のBくんに聞くと、土寄せの場合、ロータリーの下げロックをして動かすということで、それも分からず使っていたのでなかなか上手くいきません。来シーズンは勉強してやりましょう。

高い低いが残った圃場、課題が残りました。
高いとこは水が届かないので除草剤が効きません。案の定、ノビエの類いがでてきました。昨年、ノビエの種が大量に落ちたからです。

低いところは水が溜まり中干しや稲刈り前の圃場の乾きが進みません。

トロトロの圃場に植えた苗が倒れてしまった。

 3枚のそれぞれ段差のある圃場に重機をいれて1枚にした圃場です。代かきも専用のブルトーザーでするということでトラクターの出番はありません。業者の方から1周間たったら水を落として柔らか過ぎない程度を確認してから田植えをしてくださいということでしたが、よく確認もせずトロトロのまま田植えをした結果、圃場が柔らかすぎて根が張らず倒れた苗やトロトロの泥に埋没した苗が多発したんです。

 これは心配、埋没した苗は植え直しし、倒れた苗への対応は3日ほど圃場の水を落としたうえ、再度水を張ることにして様子を見ました。(昨年の苗が倒れた時の対応と同じ)その後、晴天の日もあり徐々に弱った苗も根を張り自立するようになり一安心です。

苗押さえ棒が外れて大変! 欠株がでた。

 田植え最中に苗が上手く送れず欠株になる現象が起きました。確認すると苗押さえ棒が外れていたことが原因のようです。幸いプラスチック部分の割れ等はなく復旧しましたが、何故こうなったかというと、前日、植付部に苗をほぼ満杯状態に積んで砂利道の農道を移動したからです。悪いことに植付部を一番上段まで上げて移動しましたからかなり横揺れしたはずです。それが原因で押さえ棒が外れたのです。移動中に田植機から苗が落下したにも関わらず、気づかなかった僕の不注意です。
 
 田植機を移動する場合、残った苗は補植用に圃場に残置する。できない場合は植付部を下げて超スローリーで移動するを教訓としました。

禅宗の大般若法要に参加しました。

田植えも終わった6月8日、真言宗のお寺さまの大般若法要に出席させていただきました。「大般若波羅蜜多経」の経典をパラパラとめくりながら読む転読という方法でお経を読み上げます。今日は、久しぶりにジャケットにネクタイを締めて神妙に教えに触れさせていただきました。

この1枚 Bob Dylan 「Blonde On Blonde」

 Dylanの「Blonde On Blonde」 は初期のアルバム発売順で「Bob Dylan」「The freewheelin」「時代は変わる」「Anather side of Bob Dylan」「Highway 61 Revisited」「Bringing it all back home」と続く1996年の7作目のアルバムです。アルバムリリース直後にDylanはバイク事故を起こししばらく休養となります。このアルバムを選んだのは、このアルバムが初期の一つのピークのように思えるからです。「時代は変わる」から「Blonde On Blonde」まで甲乙つけ難いです。ジャケット写真は遠くから撮った写真のようで少々ピンボケでがそこがいいですね。ボサボサの巻き毛で眼光鋭く遠くを見つめているようです。毛織コートに白黒チェックのマフラーを巻いた写真がいいですね。

 このアルバムの僕が選ぶ曲は「ジョアンナのビジョン」「I Want You」「Just Like a Women」「我が道を行く」「ローランドの悲しい目の乙女」です。

t.yakubo

地方銀行、リース会社、酒造メーカー勤務後67才で160アールの稲作農家を始める。

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定年退職者の稲作の記録
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