秋の長雨が一番心配、今年は雨に苦しめられました。

今年の作柄はどうでしょうか。

 今年の作柄はどうでしょうか。ニュースでは全国的に猛暑と水不足で作柄と収量不足が懸念される産地が多いようですが、まだこの時点では分かりません。水不足は確保されたので、お盆以後、稲刈まで長雨や強風のない穏やかな天気が続いてほしいですね。

 昨年、手こずったヒエがまた出てきました。見えてるヒエは手作業で取り除きます。春の耕作の段階でこのあたりが平らでなくて除草剤の効き目が悪かったのか原因と思えます。なんとか来年は改善が必要です。

 父の時代に広い圃場を平らにする代かき用のドライブハローという機械があったのですが、小さい変形の圃場では大きすぎ使えず広い圃場は委託にだしていましたので、置き場所にも困って農機具屋さんに無料で持って行ってもらったのです。今、そのドライブハローが必要になってます。この冬のうちに安い中古を手に入れようと思います。

稲刈前に草の散髪をします。

今日は畦の散髪をしました。「きれいになって気持ちいい、スッキリした」散髪前と後です。

猛暑から天候は雨に変わり雨が続く予感がします。

 今年は「お盆まで猛暑、雨降らずの夏だった。」、なので「秋雨前線が早く来るかもしれない。」と予想する人が多かったようです。水を必要とする7月、新潟県上越地方では深刻な水不足で稲が枯れ始めたと報道されました。魚沼も同じように雨が降らず川の水も枯れだし困ったなと思っていたら、8/6日夕方に待望の雨が降り水不足は解消されました。
 
 しかし一転、お盆以降は雨の日が多くなり、9/3日の激しい雨で稲が傾いた圃場が多く出ました。その後も雨の日が続き季節は完全に変わったと感じました。稲刈りを予定する9月10日からは雨マークが続きます。これまで晴ればかりだったから雨が続く予感がしていましたが、やはり、雨かという感じです。

 稲刈りは晴天で圃場が乾き稲も乾燥しているほうがいいです。稲刈準備で圃場を乾かしたのにこの雨で圃場がぬかるみます。コンバインは2.4トンの重量がありぬかると困りますが天候は思うようにはいきません。

秋雨前線が北から下がって来ています。こうなると前線が停滞し雨の日が続きます。天気図では15日頃まで前線が停滞します。これは困った。

Screenshot

早い秋雨前線の訪れ、そして、横殴りの雷雨

 9/10日夜半の雨で圃場に水が多く溜まり稲刈りは諦めました。稲刈りを諦めた日の午後、前が見えないほどの横殴りの雷雨と強風が15分ほど続きました。我が家の薪小屋の屋根(トタン)が剥がれて強風に飛ばされてゆきます。風が強すぎて今、外に出て回収するには危険です。少し弱まり近所の家も見えて来ました。近くの田圃はあっと言う間に倒伏、稲刈り前の田圃がほとんどですから僕の圃場も含めて被害が心配です。翌日の朝、強風で倒れたクルミの巨木を片付けてとオファーがあり見に行くと、根本の直径が80センチほどの大きなクルミで枝も大きくまともに風を受け根こそぎ倒れたようです。田圃もかなり被害がでているのではと心配です。

 先程まで見えていた近所の家が見えません。小屋のトタンが飛んでゆきます。根こそぎ倒れたクルミ、かなりの巨木です。

さー稲刈り開始

 昨日の強い雨と強風による稲の倒伏が心配でしたが我が圃場は無事でした。コシヒカリは稲丈が高く倒伏するリスクが高いのですが、稲丈を抑制する肥料「楽一」を使った効果です。良かった安心しました。 
 今日12日は一昨日あきらめた稲刈をやります。雨で圃場に水が溜まりベストコンデションではありませんが、ここは勇気をふるってコンバインを入れます。恐る恐るとスピードを遅くして刈ってゆきます。直進は大丈夫ですがコンバインが回転するところはコンバインの重みで深く沈み込みコンバインが壊れないか心配です。ようやくここまで刈れました(万歳)。

一番広い54aの圃場は一日では終わりません。一日の終りで陽が陰ってきましたから作業は止めて家路につきます。こういう穏やかな時間を持てるのが農業の素晴らしいところです。

今シーズン最悪の圃場

 この圃場は20aです。耕地整理で客土した土が強粘土質で「水が落ちず乾かず」で最悪のコンデションです。手前の水口周辺は深くぬかりコンバインが動けなくなる可能性があり、ちょっと刈れません。用心して今日は刈らないことにして様子を見ます。仮に晴天が続いても状況は変わらないと思うけど・・・。

稲が転んだ圃場です。

 この圃場は家族が消費するコメの田んぼです。委託に出せない小さく変形で段差のある3枚の田圃は、それぞれに段差があり道路からの入り口も狭く急角度で危険を感じる圃場でした。安全のため思い切って3枚を一枚にすることにしました。
 この圃場だけ「何故、稲が転んだか」というと、工事をしてもらうにあたり「つくり」という表土を1ヵ所に1年間積んで休耕した結果、栄養分が濃くなったみたいです。経験者に聞くと休耕した田圃には肥料を与えないようです。そのへんが分からず肥料散布した結果、稲が思いっきり伸び結構早い段階で傾いてしまいました。このへんで言う「転んでしまった」んです。

思いっきり転んだコシヒカリです。
幸いにも同じ方向に転んだのは不幸中の幸いです。稲刈りに大きな支障はありませんでした。やはり、肥料の与えすぎは倒れる原因です。注意、注意・・

この1枚 Wes Montgomery 「A day In The Life」

このアルバムにはビートルズの「A day In The Life」と「Eleanor Rigby」が入っています。だから好きなアルバムとも言えます。Wes MontgomeryはJAZZというよりフージョンカラーのCTIレーベルに移りこのアルバムを出したのです。ポピュラー音楽を取り入れたアルバムは賛否があったようですが、僕には聴きやすいアルバムです。Eleanor Rigbyはビートルズのアルバム「Revolverに入ってます。レノン作詞でポール作曲のEleanor Rigbyはポールが作った架空の女性の名前らしいですが、まことに不思議な世界観の歌詞です。アレサ・フランクリン、レイ・チャールズなど随分多くの人が取り上げています。これもビートルズの不思議な世界観に引かれたせいでしょうか。

t.yakubo

地方銀行、リース会社、酒造メーカー勤務後67才で160アールの稲作農家を始める。

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定年退職者の稲作の記録
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