田植えに向けて、まずは荒起しをします。   Ray Bryant 「Alone at Montreux」

田圃の乾き具合はどうかな。

まだ、雪消えの湿り気が残っている田圃。強い日差しと乾いた風が田圃を乾かすまではトラクターは入れられません。

田んぼが乾燥し気温が上がり次第、耕して土に空気を入れます。そして、気温があがると微生物の力で分解されていない稲わらや稲株を栄養素に分解してくれます。

荒起し後、田圃に水を張り荒かき・代かきをするための事前準備で水の取り入れ口のパイプを直したところ。昨年、いろいろいじっているうちにパイプの継ぎ目が外れていたみたいです。水は命だからパイプの確認は大事です。

ようやく田圃が乾きトラクターを入れた。本を読んで修正しました。

 作業機位置は1にしてロータリーの爪が深さ10センチ程度の浅く回るように耕深調整で調整します。ちなみに深さ10センチはスケルで測っています。これは本を読んで学んだこと、それまでは深さなんて気にもかけなかった。

主変速を1か2、副変速を低速、PTOを1か2にして低速で動かす。
浅くユックリズムがポイントだそうです。以前はこんなこと意識していませんでした。これは農文協の「トラクター名人になる」で教えてもらい、イセキ取扱説明書で確認したらそうなっていました。以前との大修正点です。

作業機レバーは1の下げで固定して、深耕調節ダイアルでロータリーの深さを調整する。試しで動かしてロータリー刃の深さを実測した。概ね10センチだから4と5の中間くらいのレベルにしておこう。

ここも以前は知らずに操作していた箇所です。
無知をさらけ出しているようで恥ずかしいな。でも事実は事実です。取扱説明書どおりでディフォルトにしておきます。

あれ?燃料計や表示が全くされないぞ。(左写真)
スーパーフルターンも効かなくなった。燃料計が途中で表示されないのは以前からだ。スーパーフルターンが効かないと小回りができないので、田起こし、代かきで困る。これは大変だと焦る。結局、翌日心を落ち着かせ、取扱説明書を丹念に読み、ヒューズを抜いて接触部分をタオルで丁寧に拭いて、差込口をエアーでかけてみた。成功、復活しました。(右図)
表示板に赤と緑の表示、燃料計も表示された。良かった。安堵しました。

田起こしが終了

 昨年まで委託で耕作してもらっていた田圃を初めて耕しました。委託をお願いしていたTさんのようには上手く耕せなかったです。Tさんの丁寧さは畔際と角の耕し方で一目瞭然、僕がやると土が寄ってしまう。プロとアマチュアの差が機械操作に現れているなー(実感)。

 小さい田圃と広い田圃ではまるで違います。もちろん広い田んぼのほうが作業しやすいですね。下の写真の田圃3反1枚が1日かかります。運転しているだけで体力は使わないけど、屋外に1日いるだけで陽射しを浴び披露困憊の日でした。早めに風呂入ってビールを飲もうと4時に止めて帰路につきます。

この1枚 Ray Bryant Alone at Montreux

 レイ・ブライアントの72年、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのソロ・ピアノ演奏です。予定されていたオスカー・ピーターソンが出演できなくなった為に、急遽ピンチ・ヒッターで起用されたブライアント伝説のライブです。

 学生時代に友人のおすすめの1枚で聴いてびっくり。感動が山を駆け上るように曲の終わりに向けて溢れてゆきます。当日の聴衆の心の揺さぶりが聞こえるような1枚です。

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