反省 これまでの稲作はあまり考えずにやってきた。
昨年までの稲作は出荷しない自家消費米だけで、人が田圃をトラクターで耕せば同じようにトラクターを入れる程度のレベルでした。肥料は素人には簡単な「一発型肥料」がよろしかろうと、JAから勧められそれを使っていた。カメムシ防除ための草刈りも基礎的知識がなく人が刈れば刈る、中干しも同様に人が干せばする程度でした。家族で食べる2反ほどを耕作するだけなので、農業知識の習得もなく人マネでやってきたようなものです。
しかし委託していた広い田圃が帰ってきてからの耕作は、魚沼ブランド米、コシヒカリを出荷するということですからそうはいきません。4月から頑張ってきたつもりですが、反省点の整理ということで農業1年生のこれまでの失敗をまとめました。
水を張ってみると分かる、田圃が平でないこと。
田植後のヒタヒタ程度に水を張った状況です。見てわかるように水がかぶっていない箇所が結構あり、田圃が平らでないことが一目瞭然です。広い田圃になって、田圃が平らにならないといろんな影響がでることが分かりました。これは以降の段落でご紹介します。
なお、以前父が使っていた土を均等に平らに引っ張るハローというトラクターに付けるロータリーのようなものがあったんですが、田圃を委託に出した際に大きくて保管の邪魔になると思い処分しました。残念。

田植後、すぐ水を張るの不正解です。
僕は田植後、すぐ水を張りましたがこれは大不正解です。1~2日位はそのままにしてある程度、苗が活着してから水を張るのが適切だと、幼馴染のB君からアドバイスがありました。なるほど、そうして考えると大農家のKさんもすぐは水を張らないでいました。
この失敗例が次の写真です。苗が活着しない間に苗が埋まるほどの水に溺れた苗です。こんなのは初めてでびっくりしました。なを、除草剤も苗が活着してからの散布が正解です。僕は田植え後、すぐ水を張り翌日には散布しました、これはダメですね。

苗が水に溺れてタラーンと倒れてしまった写真です。
田植後、すぐ水を張った夜に激しい雨で川水が意図せず大量に流入して苗が水に埋まった状況でした。大量の水を落とすとこんな感じで溺れて倒れています。苗が死んだのかと思いました。
購入した苗がヒョロヒョロした長苗だったことも原因の一つらしいですが、苗が活着しないうちに水を張ったのが原因とみられます。
その後、水を落として1週間位放置して再度、水を張ってみたら生き返るよとのB君のアドバイスを実施しました。

先ほどの溺れた苗が生き返った写真です。溺れたけど生き返ったんですね。
やれやれ良かった。
除草剤が効かず田圃の一部分に稗が多くでた。これが一番の痛手。
田植え後の除草剤散布の際、田圃が平でないため水が低いところは充分あり、高いところは水がヒタヒタ程度と十分行き渡らない箇所がありました。時間がたつと水が減ってきたので心配で水を追加注入したことが一つ目の失敗。結果、水口のあたりは薬剤が薄まり効果がほぼゼロになって、稗などの雑草が集中的に繁茂しました。除草剤は5センチ位の水深で使用と説明書に書いてますが、田圃の高低があるので高いところも十分な水深、タプタプにしたうえ、散布して3〜4日は水は追加注入しないが正解だったんです。
二つ目の失敗は、稗などの雑草が伸びる前に部分的にでも除草剤を追加散布しておけばよかった。結局、手作業で稗を刈り取ることになりました。手作業で稗を刈り取った労力、時間が相当かかったし、その部分は稗等に肥料を吸い取られイネの生育は全くダメでした。

刈り取った稗の山


草刈りは「数」やりゃ良いというものでない。加えて軽トラの窓ガラスも割ってしまった。
田植え後から稲刈り前まで草刈りばっかりやっていたと思います。美観の点もあるけど「数」すればいいというものでもなさそうです。特に必要な草刈りはイネの穂が出る前、カメムシ防除のためにする草刈りとイネ系の雑草が実をつける前に実施する「稲刈り前の草刈り」で、雑草の種を田圃や周辺に落とさないために必要です。それ以外はあまり伸びると美観を損ねるのでやりますが、草刈りは「数やりゃ良いというものでない」というのが感想です。それから紐式の草刈り機で石をとばして、軽トラの窓ガラスも割ってしまうアクシデントがあって余計な修理代がかかりました。

水管理が不十分でした。稲の均等な育成はため水にしないとダメ。

穂が出初めた頃の写真です。手前の水口のあたりは穂が出ず青々としています。これは水を少しずつ入れていたので水口あたりの水温が低く成長が遅れたのです。結果、稲刈り時に未成熟米となりました。
幼馴染のBくんからも水の流しっぱなしはダメ、注入する時は一気に入れ短時間で止め、「ため水管理」で水温を高めに保たないと何度もアドバイスを受けたのですが、やはり素人の水管理は難しいですね。
良かったことは稲が転ばなかったこと。

コシヒカリは草丈が長いのでよく転びます。魚沼では倒伏を転ぶと称します。今回、初めて我が家の田圃に楽一という倒伏防止剤の入った一発型の肥料を使いました。草丈が一般の肥料を使った稲より10センチ強短く、全く転びませんでした。これは効果ありでありがたいですね。
一発型なので穂肥もしません。農業初心者の僕には穂肥をどの程度撒くかの判断もできませんしね。窒素分を含んだ穂肥を撒きすぎると転んだかもしれません。安堵。

今年のコシヒカリの出来は良かった。
昨年は田植え時期の水不足と猛暑から魚沼コシヒカリも全国同様に粒が小さく白濁し、1等米比率は6%程度と過去最低となった年でした。
今年は水の必要な時期に雨が降り、気温もそれほど猛暑にならず、特に、夜間の気温が上がらなかったのが幸いして透明ないい米が出来たようです。まだ結果は出ていないが1等米比率は90%を上回るとの報道もあります。我が家の米も透明ないい出来でした。

この1枚 Eric Clapton 「Just One Night」

1979年12月に行われた、日本武道館でのコンサートの模様を収録した2枚組ライヴ盤。
この時点でのClaptonの代表的な曲が収録されてます。特に「Wonderful Tonight」がいいですね。
It’s late in the evening, she’s wondering what clothes to wear
She puts on her make-up and brushes her long blonde hair
And then she asks me, “Do I look all right?”
And I say, “Yes, you look wonderful tonight”
そして僕は言う「うん、今夜の君はとても素敵だよ」
英国人は違うね。かっこよすぎだよ。
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