スマホで検索「何でも見てやろう。」
1961年に発刊された小田実さんのベストセラー「何でも見てやろう」を若い時に読み感銘を覚えました。ベトナム戦争の時代です。小田実が見た世界をノンフィクションで記述した本です。
さて、「何でも見てやろう」精神は今でも同じです。
老いても新しい技術、イノベーションに触れ挑戦することは楽しいことです。時代は進み検索機能を使い最新の情報に触れるのも容易になりました。スマホに標準装備されてる検索アプリgoogle やsafariで検索する楽しみがあります。
村上春樹さんの著作にパソコンの記述がある。そしてスマホへ
今から30年前、1994年刊行の「やがて悲しき外国語」の中に村上さんがアメリカ在住時にアップルのマッキントッシュパワーブック160/80を2200ドルで買って原稿を書くくだりがあります。
当時の為替レートは102円/USドルで円換算すると、このパワーブックは約22万円です。2024年の物価指数はこれからですが、物価指数は1994年が96で2023年が105.6ですから約10%ほどの物価上昇でしかありません。その間デフレで苦しんできましたからそんなもんですかね。
今、アマゾンでノートPCを検索すると3〜4万円位で買えますから驚くべき価格です。昨今のすごいモノの値上がりを考えるとPCを含む情報機器のイノベーション・価格は物凄いと感じます。
30年前だから僕が37才のときです。その時分はパソコンは企業でも導入から普及の段階に進んでいました。たしか僕が仕事で使っていたPCは東芝ダイナブックだったと思う。モノクロからカラー液晶への初期、表計算ソフトはロータス123、記憶装置はフロッピーディスクでした。
村上さんは当時「ノルウェイの森」を大学ノートに万年筆で執筆していた。「仕事として文章を書いて、原稿の保管とかアクセスとかの作業を考慮すると、これからはやはり必然的にパソコンに移行してゆくことになるだろう。」パワーブック160/80では執筆しフロッピーディスクを出版社に郵送するに変わり、「筆記具革命、ベーシック・ソフトの変換」と記述してます。
村上さんのPCの記述を読み返してみて、同じ時代を過ごしてきたのだという感想とPCを含めた情報機器の進展は隔世の感がします。そして、最大のインパクト、イノベーションがアップルが開発したスマートフォンですね。このスマホについて断片的に私見を書きたいと思います。
これが当時のアップルのマッキントッシュパワーブックです。記憶では日本製のPCに比べると手頃な値段だったように記憶しています。
なにしろ当時の為替レートは102円/USドルという超円高でしたから。
なお、「村上春樹 PC」とgoogle検索すると村上春樹氏の書斎・PCの写真が見れます。やっぱりimacとmacbook Airの組み合わせで執筆しているそうです。
スマホの維持費は高い安い、どっち!
今ではスマホの使用料は高いものではありません。僕が使っている楽天モバイルは3ギガまで980円です。家でWifiを使用しているときはこれくらいで十分ですね。3ギガを超えても20ギガまで1980円、使用量が無制限で2980円です。動画は見ませんから、どんなに使っても20ギガまでは使わないと思いますが、ここまで使っても1980円かという安心感もありますね。
僕の使い方は、続きの「老いてこそスマホ NO2」です。
この1枚 The Band 『Music from Big Pink』
The Band ではこのデビューアルバム「Music from Big Pink」と「The Band」を代表するアルバムとする人が多いようです。The BandとBob Dylanのつながりは強く、アルバムデザインの絵はBob Dylanと言われてます。楽曲も「I shall be Released」と「Tears of Rage」がDylan作です。
Music from Big Pinkで最も有名な曲はRobbie Robertsonが書いた「The Weight」ではないでしょうか。
重荷を下ろせよ、ファニー
Take a load off, Fanny
Take a load for free
Take a load off, Fanny
And… you put the load right on me
の繰り返しが印象的です。
この曲に続く「Long Black Veil」がまたいいんです。
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